8月8日(月) 鳴門 鯛ラバ

マダイ強化月間 第?弾。


この夏は 飲ませサビキ一直線であったが

毎年恒例 加古川の焼き鳥屋さんのチャーターに混ぜてもらい

久々に鳴門で鯛ラバ。

約一年ぶりなので 何とか1枚でも良型の顔を見たいものだが…


台風のうねりの影響か 海水がかなり濁っており

良型が狙える深場ではアタリが出ないようだ。


おまけに例年ならイワシが入って鯛が荒食いする時期なのに

今年はイワシがほとんど入ってきていないために

鯛に食い気のスイッチがはいっていないみたい。



満ち潮は濁りがきついので 朝の引き潮が勝負です

と船頭さんのお言葉が重くのしかかる。

裏を返すと 9時でに釣れないと …


今日はジギングの方と鯛ラバの方が半々?

釣り開始直後 ジギングにサワラがヒット。

続けてジギングにマダイ。


それを見てジギングもちょっとやってみたが

久々に鯛ラバで釣ってみたいので 鯛ラバにもどす。



艦長が鯛ラバで良型マダイをゲット。


濁っていると言われた海の色も それほどでもない感じ。



そろそろ当たってくれてもよさそうなものだが…




今回使用した鯛ラバは 昨年艦長に教えてもらった

つるぎ 特製鯛ラバをほぼコピーして作った物。


市販の鯛ラバの多くがネクタイとラインが同じ所から出ているが

ネクタイの動きがラインに邪魔されることが多い。

その点これは鯛ラバの二本のネクタイと針を結んだラインとが独立しているので

ネクタイ1本1本がラインに干渉されることなく本来の動きをする優れもの。

状況に応じてネクタイ交換もその場で5秒でできるし

日に何回か必用なフックの交換も道具なしで10秒あればできる。

去年の夏からこのタイプを使い始めて バラし激減,

数・型とも飛躍的に釣果がアップした。



バイス(万力)付き 卓上ボール盤を使って

我が家のベランダの一角を鯛ラバ加工場にして量産。

ラバーはマルシン漁具の天然ゴム。

フックは 鳴門漁師マダイ。

自家製 鉛月(えんげつ)で勝負。




気が付けば アタリのないまま 引き潮が緩みだし

タイムリミットの9時が近づいてきた。


焦りは禁物。

落ち着いて ていねいに巻き巻き …

3回ほど巻いたところで ガツッっと根掛かりしたような感触。

知らん顔して巻き続けると 再びガツッ ガツッ …

鯛ラバのアタリの感触はこんな感じだったっけ と思い出した。

久々の感触なのでサイズがよく分からない。

ドラグが滑っているので40や50サイズではなさそう。

今期鳴門初の1匹は



62cmだった。



この1匹を釣り上げたところでますます潮が緩んできた。

魚探には水深の半分程度まで浮いた鯛がポツポツ映っている。


海にエサっ気があるならともかく 潮的には終わった感じ。


ネクタイの1本をカーリーに変えて

食い気の落ちてきた鯛にアピールする作戦。

釣り開始から3時間 針先も甘くなってきたのでフックも交換。


潮が緩んで鯛が浮いて映っているのに ちっとも喰わないときに

回収の高速巻きで何度が当たったことがある。

潮が速い時には デッドスローな巻きや

巻かない(置き竿の)鯛ラバにも反応することがあるが

今はほぼ潮止まり。


「潮が緩んで浮いた鯛を鯛ラバで狙うには ゆっくり巻いていたんじゃ見切られますよね。

早巻きのリアクションバイトの方がヒットの可能性が高くなるような気がするんですが…」

とお尋ねすると 艦長も同様のお考えのようだ。

即 実行。

目一杯 潮下に投げて着底後 ハイスピード巻き。

一投目から ガツンとヒット。



狙い通りの早巻きで喰わせた55cm

エサを十分に食べていないせいか 痩せている。




朝からジギング一本で勝負されている アシスト工房 和田代表(ブログ)

サワラ・マダイとキャッチされ

今度の一匹は ライトタックルのドラグを一気に引き出した大物。



魚が大きくて タモになかなか入らない。



メーターオーバーのサワラ。



潮もますます緩んで ほぼ潮止まり。

鯛ラバもダメ元で 超がつくほどの高速巻き。


ジギングの方より速いハイスピードで巻いていると

中層で ドスン!! ジャーーーーー(ドラグの出る音)

全然止まらないよ コレ。

一気に30mあまり走られ ようやく臨戦態勢に。

頭を振らないので 青物にちがいない。

それにしても 走る走る。

いつまで経っても巻いた分だけ また出される。

10年以上前のドラグ性能もかなり怪しい一度もメンテしてない安物リールで巻き上げるのは一苦労。

ラインが細いので走りを止めるわけにいかず

みなさんの熱い(冷たい?)視線を浴びつつ 15分ほどの格闘の末



ようやく身柄確保 75cmのメジロ。

予想通り スレ掛かりであったが

これも 超高速巻きにリアクションバイトしたものに違いない。



鳴門で このサイズを釣ったのは久しぶりだ。


この1匹を最後に 潮が反転。


艦長の言葉通り アタリはなくなってしまった。


海水の濁りはそれほどでもないものの

全く触りにこない。



鯛は中層に浮いて映っている。

鯛ラバで狙うには底から10m巻き上げ そこから勝負のような感じ。

誰も当てられない中 艦長のみが数回のアタリをキャッチし

鯛を取り込んだ。



満ち潮になってからは 最後まで厳しい展開が続き

そのまま 終了。



鯛は居る。

それも腹を空かせて 何かエサは流れていないかと思いながら泳いでいる。

本来ならば イワシをたらふく食べ

獰猛にベイトを追いかけている時期だが  

食べたくてもエサがない状態のようだ。


鳴門の海にイワシが流れ出すと 間違いなく捕食スイッチが入り

爆釣モードに突入しそうな感じがするのだが…



本日の釣果 マダイ 〜62cm 2匹  メジロ